ふたつめのマジックは何やれば良いの?

マジック

こんにちは。4歳からマジックを始めて50歳を過ぎたマジックおじさんのトニーです。

「3つのマジックを覚えましょう」の2つめのマジックの紹介です。

ひとつめは「予言」のマジックで、お客さんがこれからする行動を予言したのですが、ふたつめのマジックは「4枚のAの出現」にしたいと思います。

なぜこのマジックを選んだのか?

その理由は「失敗しないマジック」だからです。

「なんかマジックを演じるのって、怖いよね。」

「失敗したら・・・」って、考えちゃいますよね。

ひとつめのマジックは、どっちを選んでも正解、でした。

今回のマジックは「ただ並べていくだけでOK」ですので、簡単ですよ。ぜひ挑戦してみてください。

1組のトランプを用意します。

<準備>

・4枚のAを裏向きにして、裏向きの山の一番上にセットします。

<やり方>

① トランプの山を手に持って、もう片方の手で1枚ずつテーブルへ置いていきます。

  「このように1枚ずつテーブルの上に置いて行ってください。」と言います。

  実はマジシャンは、4枚配ったところで止めます

  「わかりましたか?」と言いながら、テーブルの上の4枚のカード(4枚のA)をトランプの山の上へ戻します。

お客さんにトランプの山を渡します。上から順に、1枚ずつテーブルに置いて行ってもらいます。

10枚以上置いたところで「さあドンドンおいて行ってください」と言い、20枚を過ぎた頃で「お好きなタイミングでストップしてください。」と言います。

お客さんがストップをかけたら、テーブルの上の山をそろえます。

お客さんが手に持っている残りの山を受け取り、そろえたテーブルの上にあった山を渡します

② マジシャンの手にあるトランプから、テーブルの上に1枚ずつ置き、4枚並べます。

4枚並べたらその上にまた1枚ずつ置いていきながら、「このように4つの山を作ってください。」と言います→お客さんが作業を始めたらこのトランプの山は片づけてしまいます。

③ 並べ終わったら「4つの山を作ってもらいました。」といい、ひと呼吸おいてから

「トランプを配るのは、好きなところでストップしてもらいました。そして何枚あるのかわかりませんよね。」と言います。

お客さんがうなずくのを待ってから「右の山の一番上のトランプをひっくり返してみてください。」といい、ひっくり返してもらう。

Aが現れる。「ではその隣の山の一番上もひっくり返してもらえますか。」といい、ひっくり返してもらう。

またAが現れる。驚いているお客さんに「残りの山の一番上をひっくり返してもらえますか。」といい、ひっくり返すとすべてAが出てくる。

<タネ 仕組み>

トランプの山の一番上にある4枚のAを①と②でテーブルに配ると、テーブルの上の山の一番下に4枚あることになりますね。

それを4つの山に配りなおしたとしても、一番下にあった4枚は、それぞれの山のてっぺんに来るだけのことで、タネを知ればあまり驚かないと思うのですが、タネを知らない方は相当驚きます。

マジシャンは「お客さんの行動を予言し」「4枚のAを出現」させました。

お客さんは、次・次さらに次、とドンドン不思議な世界を求めてきます。

後から後からしつこい味付けを好むようなものです。

次回、ついにみっつ目のマジックをご紹介します。

お楽しみに!

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