こんにちは。マジックおじさんのトニーです。
「マジックのネタセレクトについての話」です。
3つのマジックを覚えようからの続きでもあります。
できるならばなるべく苦労せずに、度肝を抜くようなマジックを披露して、「不思議~!」って言われたい。拍手喝采を浴びたいですよね。
マジックをやったことのない人が、マジックで拍手喝采を!と思ったら、まずなにから始めますか?
手っ取り早くYouTubeで種明かしチャンネルを見て・・・と考えると思います。
昔なら、デパートのおもちゃ売り場へ行ったものですが。
「(居酒屋やスナックで)隣に座っていたおじさんがコインにたばこを貫通させるマジックをやってたよ。終わってから話を聞いたらネットでネタを買えるってさ。 だから、ネットで同じのを買おうかって思って」といういう方へ。
焦らずに、ちょっとだけ立ち止まってください。
「なるべく苦労せずにマジックを披露して、喝采を浴びたい。」ならば、ちょっと考え方を変えて、別の視点から考えてみましょう。
マジックのいろんなネタについて考える前に・・・
まずは、<マジックの目的>を考えてみましょう。
あなたはなぜマジックを見せたいのですか?
同級生の結婚式?
子供のクリスマス会?
会社の忘新年会?
まずは、ここを明確にしましょう。
例えば、子供のクリスマス会でマジックを見せる予定なのに、ゴリゴリに頭を使うマジックをセレクトしてしまったなら、飽きてしまった子供たちがマジックの最中に立って歩いてしまうでしょう。
お見せする相手「対象」によって、簡単なマジックが良いのか、マジックのラストが頭を使う、落語でいうところの「考えオチ」のような難しいマジックが良いのか、足したり引いたり算数を使うマジックが良いのか、会場・場面・シチュエーション全部条件が違います。
ここをよく考えてほしいのです。
マジックを見せる「相手の姿」が明確になったら、次は会場(人数も)を考えます。
マジックを見せる場所は「広い」ですか「狭い」ですか?
「狭い」場合、お客さんとの距離を十分とれますか?
「広い」場合、お客さんから見えますか?声は聞こえますか?
見に来るお客さんの人数は、何人くらいですか?
「~5人まで」ですか「5~15人」ですか。「20人超えますか?」
「狭い」会場に「20人以上」でほとんど「子供」ばっかりなら、さぞかしうるさくなるでしょうね。
「広い」会場のステージでお年寄り「5人」相手にマジックを!となったら、見えなくて困るでしょう。
演じるマジックが全然変わってしまいますね。
対象別、人数別、会場別にこのネタが良いとは一言で言えませんが、この3点に注意すればマジックは格段にうまく見せることができます。
人前でマジックを見せる予定のある方へ。また、3つのマジックを覚えようから来た方へ。
次回もぜひお読みください。うまくなる練習方法について書く予定です。
お楽しみに。