最初に見せるマジック、とは

マジック

こんにちは。マジックおじさんのトニーです。

前回、マジックは3つ覚えようね、という話をしました。

今回は、初心者が最初に見せるマジックにふさわしいものを用意しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

いままで一度もマジックを見せたことのない人が、最初にやるマジックとして最適なのは「予言」のマジックです。

マジックで演じられる予言のマジックというのは「絶対に失敗しない」ようになっています。ですから安心して演じることができます。

<準備>

・メモ用紙に「あなたは3の山を選ぶ」と書いて、4つに折っておきます。

・トランプの山から

  • 3枚のA(マークは何でもよい)を抜き出します。
  • 4枚の3を抜き出します。

準備は以上です。

<やり方>

・予言の紙を見せ「ここにある予言が書かれています。」ひと呼吸おいて「この予言には、これからあなたがとる行動について書かれています。」と言います。

・予言の紙は開かずに、置いておきます(ワイングラスなどに入れればかっこよくなります。)

・トランプの①と②を用意し、テーブルの上に裏向きで置きます。トランプはきっちりそろえておきます。

・「ここに2つのトランプの山があります。さっきの予言の紙には、あなたがどっちを選ぶかが書いてあります。」、ひと呼吸おいて「では、どちらかを選んでください。」と言って、どちらかの山を選ばせます。

・選んだら、予言の紙をお客さんに渡し、予言の中身を読みあげてもらいます。

・①が選ばれた場合

→最初に、①の山を裏向きのままでテーブルの上に広げます。

「あなたが選んだのは3枚の山です。」

次に②の山を裏向きのままでテーブルに広げます。

「こちらは4枚の山なのですよ。」→マジックの成功。

・②が選ばれた場合

→②の山を表向きにしてテーブルに広げます。

「3だけでできている山、ですよね。」と言います。

最初に①の山を表向きにして、あまりテーブルに広げずに

「こっちはAだけの山なのですよ。」→マジックの成功。

<マジックのタネ、というかミソ>

予言の紙には「3の山を選ぶ」としか書いていないのがミソになります。つまり「3枚」なのか「(数が)3の山」なのか、最初に言わない。お客さんに判断してもらう、というところがこのマジックの良いところです。

<このマジックのコツ>

このマジックのコツは、①「やってほしいことを正しく伝える。」②「予言の中のメッセージについては、お客さんが選んだ後に、単位を付け加えて話す。」ということです。

そのため、大切になるのは「セリフ」になります。

セリフのここに書いたとおりに言えば大丈夫です。

セリフをよく見れば、「枚」と言ったり「だけの」と言ったりしていることがわかると思います。

お客さんがどちらかを選んだ後に、「こちらでよろしいですか?今なら変えても結構ですが、いかがですか、変えませんか?」などというと、お客さんとの楽しいやり取りができるようになります。

<注意するところ>

驚いたお客さんから、「もう一回やって。」と言われることがあります。

このマジックは特にですが、2回やったらタネがバレますので、絶対にやらないでください。

もうひとつ。お客さんが①を選んだ場合ですが、お客さんが手を伸ばしてきて、トランプを触ろうとするかもしれません。手を伸ばす前に、さっさとトランプを片付けましょう。少なくとも「4枚の3」は早めに片づけておくべきです。

読んだだけだとよくわからないかもしれませんが、「なんかあまり期待していたほどじゃあないなあ。」と思うかもしれません。

怪しいタネがないので、急に「なんかやってくださいよ。」と言われたときに重宝します。

ぜひ、一度お試しください。

次回は、3つのマジックの「2つめ」を解説します。

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